TP-Linkから、最大5Gbpsの有線LAN通信に対応したPCIeネットワークアダプター「TX301」が登場しました。
これまでTP-Linkには2.5GbE対応の「TX201」があったため、
「5GbEのTX301まで必要なのか?」
「TX201で十分では?」
と気になっている人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、NASで大容量データを頻繁に扱う人や、5GbE以上のネットワーク環境を構築したい人にはTX301が向いています。
一方、一般的なインターネット利用や2.5GbE環境が中心なら、TX201でも十分なケースは少なくありません。
この記事ではTX301とTX201の違いを比較し、どちらを選ぶべきなのか整理します。
TX301とTX201の大きな違い
まず主な違いをまとめます。
| TX301 | TX201 | |
|---|---|---|
| 最大通信速度 | 5Gbps | 2.5Gbps |
| PCIe | PCIe 3.1×1 | PCIe 2.1×1 |
| 5GbE | ○ | × |
| 2.5GbE | ○ | ○ |
| 1GbE | ○ | ○ |
| Wake-on-LAN | ○ | ○ |
| ロープロファイルブラケット | 付属 | 付属 |
最大の違いは、やはり5GbEに対応しているかどうかです。
TX301は5Gbps・2.5Gbps・1Gbpsなど複数の通信速度に対応しており、接続するネットワーク環境に合わせて速度を自動調整します。TX201の最大速度は2.5Gbpsです。
つまりTX301は、TX201よりも将来を見据えたネットワーク環境を作りやすいモデルと考えられます。
TX301の5GbEはどんなときに役立つ?
「数字が2倍になっているなら、インターネットも2倍速くなる」
とは限りません。
TX301のメリットを特に活かしやすいのは、家庭内・社内ネットワークで大容量データを扱うケースです。
たとえば、
- PCとNASの間で動画データを転送する
- 大量の写真やバックアップデータを移動する
- ホームサーバーを利用する
- 複数ギガビット対応ネットワークを構築する
といった使い方です。
TP-LinkもTX301の主な用途として、NASやホームサーバーとの高速データ転送を挙げています。
逆に、Webサイトを見る、動画配信を見る、オンラインゲームをするといった用途だけなら、5GbEの通信帯域を使い切らないケースもあります。
10G光回線ならTX301を買えばいい?
ここは少し注意が必要です。
TX301の最大リンク速度は5Gbpsです。
そのため10Gbps対応のインターネット回線を契約していても、TX301を接続したPCの有線LAN部分は最大5GbEになります。
「10G回線だから絶対TX301」
ではありません。
PC側まで10GbEで統一したい場合は、10GbE対応LANカードも比較対象になります。
一方で、
「1GbEでは足りないけれど、10GbE環境までは必要ない」
という人にとって、5GbEはちょうど中間に位置する選択肢です。
TX201でも十分な人
TX201は最大2.5Gbpsに対応しています。
1GbEと比べれば2.5倍の帯域があり、NASへのアクセスや高速インターネット接続にも利用できます。
そのため、
- 自宅ネットワークが2.5GbE中心
- ルーターやスイッチが2.5GbEまで
- NASも2.5GbE対応
- 5GbEへ移行する予定がない
のであれば、TX201で十分です。
LANカードだけを5GbEにしても、途中にあるルーターやスイッチ、NAS側が2.5GbEまでしか対応していなければ、その区間では5GbEを活かせません。
ネットワークは「一番遅い部分」がボトルネックになりやすいため、周辺機器まで確認して選びましょう。
TX301を選ぶメリット
TX301のメリットは単に通信速度が速いことだけではありません。
5GbEから1GbEまで幅広く使える
TX301は5Gbpsだけでなく、2.5Gbps、1Gbps、100Mbps、10Mbpsにも対応しています。
5GbE環境をまだ作っていなくても、既存ネットワークで使用しながら後からアップグレードできます。
Cat6Aケーブルが付属
TX301には1.5mのCat6A LANケーブルが付属します。
LANカードを購入したあとにケーブルを別途用意する手間を減らせるのは地味に便利なポイントです。
WindowsだけでなくLinuxにも対応
公式仕様ではWindows 10/11、Windows Serverに加えてLinuxも対応OSとして掲載されています。
NASやサーバー用途も視野に入れやすい製品です。
TX301の注意点
一方で、購入前に確認したい点もあります。
ノートPCでは基本的に使えない
TX301はPCIeスロットへ取り付ける内部増設カードです。
USB接続のLANアダプターとは異なるため、基本的にはPCIeスロットを備えたデスクトップPC向けです。
5GbE対応機器が必要
TX301だけを購入しても、必ず5Gbpsで通信できるわけではありません。
ルーター、スイッチ、NASなど接続先も5GbE以上へ対応している必要があります。
2.5GbE環境なら性能を持て余す
現在のネットワーク機器がすべて2.5GbEまでなら、TX301を取り付けても接続速度は2.5GbEになります。
近いうちに5GbE以上へ移行する予定がないなら、TX201を選ぶ方が合理的なケースもあります。
TX301がおすすめな人
TX301をおすすめしやすいのは、
- NASへ大容量データを頻繁に保存する
- 動画編集などで大きなファイルを扱う
- 2.5GbEでは物足りなくなってきた
- 5GbE対応スイッチやNASを持っている
- 今後ネットワークを高速化したい
- 10GbEまでは必要ない
という人です。
特にNASやホームサーバーを利用している人にとって、PC側のLAN速度を5GbEへ引き上げられる点はTX301を選ぶ大きな理由になります。
TX201がおすすめな人
逆に、
- 普段のインターネット利用が中心
- 2.5GbE対応ルーターを使っている
- NASも2.5GbEまで
- 5GbEへ移行する予定がない
という場合はTX201でも十分でしょう。
数字だけでTX301を選ぶのではなく、現在のネットワーク全体を確認することが重要です。
TX301とTX201、結局どちらを選ぶ?
迷ったときは、
5GbEを実際に使う環境があるか
で判断すると分かりやすいです。
現在も今後も2.5GbE中心ならTX201。
NAS・サーバー・高速ネットワークを使い、5GbEへ移行するならTX301。
という選び方でよいでしょう。
TX301は2026年9月11日に日本で販売開始された新しい選択肢です。2.5GbEでは足りないけれど、10GbEまでは必要ないという人には注目すべきLANカードです。
販売価格や在庫状況は変わる可能性があるため、購入時にはAmazonの商品ページで最新情報を確認してください。





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