エレコムから、Wi-Fi 7対応ルーター「WRC-BE36GS-BA」が登場しました。
5GHz帯で最大2882Mbps、2.4GHz帯で最大688Mbpsに対応しながら、従来モデルよりかなりコンパクトになったのが特徴です。
ただ、購入前に知っておきたいポイントがあります。
WRC-BE36GS-BAはWi-Fi 7対応ですが、6GHz帯には対応していません。また、INTERNETポートは最大1Gbpsです。
そのため、
「Wi-Fi 7なら10ギガ回線にも向いているのでは?」
と考えて購入すると、用途によってはスペック不足になる可能性があります。
結論から言うと、WRC-BE36GS-BAは、
1Gbps光回線で、コンパクトかつ比較的新しいWi-Fi 7ルーターへ買い替えたい人
には選びやすいモデルです。
一方、2Gbps・5Gbps・10Gbpsなどの高速回線を活かしたいなら、別モデルを検討した方がよいでしょう。
※仕様・価格・販売状況は2026年9月4日時点で確認しています。
- WRC-BE36GS-BAとは?
- 最大の特徴は「Wi-Fi 7をコンパクトな本体で使える」こと
- Wi-Fi 7対応でも6GHzには対応していない
- 旧型WRC-BE36QS-Bとの違い
- 10ギガ光回線にはおすすめしにくい
- Wi-Fi 7対応端末がなくても使える?
- EasyMeshでWi-Fiの範囲を広げられる
- 推奨接続台数は40台
- IPv6(IPoE)にも対応
- 古いルーターからの交換も比較的簡単
- WRC-BE36GS-BAのメリット
- 購入前に知っておきたいデメリット
- ECサイトの「2.5Gbps対応」表記には注意
- WRC-BE36GS-BAがおすすめな人
- おすすめしない人
- まとめ|1Gbps回線なら扱いやすいWi-Fi 7ルーター
WRC-BE36GS-BAとは?
WRC-BE36GS-BAは、エレコムが2026年9月上旬から発売するWi-Fi 7対応ルーターです。
Amazon向けモデルとしてメーカーから販売ページが案内されており、楽天市場のエレコムダイレクトショップでも販売されています。
主な仕様はこちらです。
| 項目 | WRC-BE36GS-BA |
|---|---|
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7 |
| 5GHz | 最大2882Mbps |
| 2.4GHz | 最大688Mbps |
| 6GHz | 非対応 |
| WAN | 1Gbps×1 |
| LAN | 1Gbps×3 |
| Wi-Fi EasyMesh | 対応 |
| IPv6 IPoE | 対応 |
| 推奨接続台数 | 40台 |
| サイズ | 約36×128×160mm |
| 重量 | 約340g |
Wi-Fi 7のMLO、Multi-RU、Preamble Puncturingにも対応しています。
現在のAmazon・楽天での価格や在庫はこちらから確認できます。
最大の特徴は「Wi-Fi 7をコンパクトな本体で使える」こと
WRC-BE36GS-BAの分かりやすい特徴は、本体の小ささです。
エレコムによると、従来のWRC-BE36QSシリーズと比較して体積を約57%削減しています。
WRC-BE36GS-BAのサイズは、
幅約36×奥行128×高さ160mm
です。
旧モデルWRC-BE36QS-Bは、
幅約50×奥行160×高さ215mm
だったため、かなり設置しやすくなりました。
ルーターはテレビ台や棚の隅に置かれることも多いため、「高性能でも大きすぎるルーターは避けたい」という家庭にはメリットがあります。
重量も約340gと軽量です。
Wi-Fi 7対応でも6GHzには対応していない
ここは購入前にぜひ確認しておきたいポイントです。
「Wi-Fi 7」と聞くと、
2.4GHz
5GHz
6GHz
の3つすべてが使えると思うかもしれません。
しかしWRC-BE36GS-BAが対応している周波数帯は、2.4GHzと5GHzのみです。
エレコム公式仕様にも6GHz帯の記載はありません。
これは「Wi-Fi 7として間違っている」という意味ではありません。
Wi-Fi 7は必ずしも6GHz帯を搭載しなければならないわけではなく、WRC-BE36GS-BAもIEEE 802.11beに正式対応しています。
ただ、
「せっかくWi-Fi 7へ買い替えるなら6GHz帯も使いたい」
という人には向いていません。
その場合は6GHz対応の上位モデルを検討した方がよいでしょう。
旧型WRC-BE36QS-Bとの違い
WRC-BE36GS-BAを検討するなら、従来モデル「WRC-BE36QS-B」との違いも重要です。
一見すると新型の方がすべて上位に見えますが、実際にはそうではありません。
| WRC-BE36GS-BA | WRC-BE36QS-B | |
|---|---|---|
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 |
| 5GHz | 2882Mbps | 2882Mbps |
| 2.4GHz | 688Mbps | 688Mbps |
| WAN | 1Gbps | 2.5Gbps |
| LAN | 1Gbps×3 | 1Gbps×2 |
| サイズ | 36×128×160mm | 50×160×215mm |
| 重量 | 約340g | 約765g |
| EasyMesh | ○ | ―※ |
| 状況 | 新モデル | 販売終了 |
※EasyMeshについてはモデル・ファームウェアごとの対応状況が異なるため、利用する場合はエレコムの最新対応表を確認してください。
無線LAN部分の最大速度はほぼ同じです。
大きく変わったのが、
小型化
WANポート
LANポート数
です。
新型のメリット
WRC-BE36GS-BAはかなり小さく、重量も半分以下になっています。
さらにLANポートが2つから3つへ増えました。
テレビ、ゲーム機、デスクトップPCなどを有線接続する家庭なら、LANポートが1つ増えたのは地味ながら便利です。
旧型のメリット
一方で、旧型WRC-BE36QS-Bには2.5Gbps対応のINTERNETポートがありました。
つまり、1Gbpsを超える光回線を使う場合には旧型の方が有利な部分があります。
WRC-BE36GS-BAは単純な性能アップモデルではなく、
「一般的な1Gbps回線向けに、小型で扱いやすく作り直したモデル」
と考える方が実態に近いでしょう。
10ギガ光回線にはおすすめしにくい
これはかなり重要です。
WRC-BE36GS-BAのINTERNETポートは最大1Gbpsです。
そのため、例えば10Gbpsの光回線につないでも、ルーターへの有線入力部分が1Gbpsまでになります。
もちろんインターネット自体は利用できます。
しかし、
「10ギガ回線の速度をできるだけ活かしたい」
という目的で購入するルーターではありません。
2.5Gbps以上のWANポートを備えたWi-Fi 7ルーターを選ぶべきです。
逆に、自宅の契約が一般的な1Gbps光回線なら、この弱点はそれほど問題になりません。
エレコム自身もWRC-BE36GSシリーズを「一般的な1Gbps光回線」の性能を引き出すための製品として説明しています。
Wi-Fi 7対応端末がなくても使える?
使えます。
WRC-BE36GS-BAはWi-Fi 7だけでなく、
Wi-Fi 6
Wi-Fi 5
Wi-Fi 4
など従来規格にも対応しています。
そのため、古いスマートフォンやゲーム機を接続できなくなるわけではありません。
ただし、MLOなどWi-Fi 7固有の機能を利用するためには、スマートフォンやPCなど接続する側も対応している必要があります。
「ルーターだけWi-Fi 7にすれば、すべての端末がWi-Fi 7になる」というわけではない点には注意してください。
EasyMeshでWi-Fiの範囲を広げられる
WRC-BE36GS-BAはWi-Fi EasyMeshに対応しています。
EasyMesh対応機器を組み合わせれば、電波が届きにくい部屋までWi-Fiエリアを広げることが可能です。
例えば、
1階にルーター
2階の寝室でWi-Fiが弱い
といった場合、対応中継器を追加してメッシュ環境を構築できます。
家の中を移動した際に接続先をスムーズに切り替える高速ローミングにも対応しています。
戸建て住宅などで「1台では電波が届くか不安」という場合にも拡張性があります。
推奨接続台数は40台
メーカーの推奨接続台数は40台です。
40人が同時に使えるという意味ではなく、
スマートフォン
PC
テレビ
ゲーム機
スマートスピーカー
スマート家電
などを含めた接続機器の目安です。
最近は家庭内でもWi-Fiにつながる機器がかなり増えているので、一般家庭で使うには余裕のある台数でしょう。
IPv6(IPoE)にも対応
WRC-BE36GS-BAはIPv6 IPoEにも対応しています。
公式仕様では、
v6プラス
IPv6オプション
OCNバーチャルコネクト
transix
クロスパス
v6コネクト
OCX光 インターネット
への対応が案内されています。
現在利用しているインターネット回線によって接続方式が異なるため、購入前に契約中のプロバイダーが対応しているか確認しておくと安心です。
古いルーターからの交換も比較的簡単
「らくらく引っ越し機能」も搭載されています。
現在使っているルーターのSSIDとWi-FiパスワードをWRC-BE36GS-BAへコピーできます。
これならスマートフォン、テレビ、ゲーム機、家電などのWi-Fi設定を1台ずつやり直す手間を減らせます。
ただし、コピーされるのはSSIDと暗号化キーです。
PPPoEなどの回線設定そのものは引き継がれないため、利用環境によっては別途設定が必要です。
WRC-BE36GS-BAのメリット
購入メリットをまとめると、
- Wi-Fi 7対応
- 本体がかなりコンパクト
- 最大2882+688Mbps
- EasyMesh対応
- LANポート3個
- IPv6 IPoE対応
- 推奨40台
- WPA3対応
- 古いルーターから移行しやすい
といったところです。
特に、1Gbps光回線を利用していて、
「数年前のWi-Fi 5・Wi-Fi 6ルーターからそろそろ買い替えたい」
という人には分かりやすい製品です。
Amazon・楽天市場の最新価格を比較したい場合はこちらから確認できます。
購入前に知っておきたいデメリット
一方で、注意点もあります。
6GHz非対応
Wi-Fi 7ですが6GHz帯には対応しません。
6GHz帯まで使いたいなら別モデルが必要です。
WANは1Gbps
旧型WRC-BE36QS-Bにあった2.5Gbps WANは搭載されていません。
2Gbps以上の高速回線との組み合わせには向きません。
Wi-Fi 7のメリットには対応端末が必要
MLOなどを活用するにはスマートフォンやPC側も対応している必要があります。
現在の端末がWi-Fi 6中心なら、買い替え直後に大きな違いを感じるとは限りません。
発売直後で長期評価がない
WRC-BE36GS-BAは登場したばかりです。
接続安定性や長期間使用した際の挙動について、十分なユーザーレビューが蓄積されている段階ではありません。
この記事でも実機による通信速度や電波到達距離の評価は行っていません。
ECサイトの「2.5Gbps対応」表記には注意
2026年9月4日の調査時点で、一部ECサイトの商品タイトルにはWRC-BE36GS-BAについて「有線2.5Gbps対応」という表記が確認できます。
しかし、エレコム公式製品仕様ではWAN・LANとも最大1Gbpsです。
公式仕様には、
WAN:1Gbps×1
LAN:1Gbps×3
と明記されています。
購入時はECサイトの商品タイトルだけで判断せず、メーカー公式仕様を確認することをおすすめします。
WRC-BE36GS-BAがおすすめな人
おすすめできるのは、
- 1Gbps光回線を使っている
- Wi-Fi 5・Wi-Fi 6ルーターから買い替えたい
- Wi-Fi 7対応端末を持っている、または今後増やす予定
- ルーターを置くスペースが狭い
- 戸建てでEasyMeshも利用したい
- 有線LAN端子を3つ使いたい
という人です。
特に「1Gbps回線+一般家庭」という条件なら、性能とサイズのバランスがよいモデルです。
おすすめしない人
逆に、
- 10ギガ光を使っている
- 2.5Gbps以上の有線通信を使いたい
- 6GHz帯を使いたい
- Wi-Fi 7の上位仕様をフル活用したい
という人にはおすすめしにくいです。
「Wi-Fi 7」という言葉だけで購入せず、自宅回線の速度と使いたい周波数帯を先に確認することが重要です。
まとめ|1Gbps回線なら扱いやすいWi-Fi 7ルーター
WRC-BE36GS-BAは、Wi-Fi 7に対応しながら本体を大幅にコンパクト化した家庭向けルーターです。
最大2882+688Mbps、EasyMesh、IPv6 IPoE、LAN3ポート、推奨40台など、一般家庭で使いやすい機能をそろえています。
一方、
6GHzには非対応。
INTERNETポートも最大1Gbps。
ここは購入前に必ず確認しておきたいポイントです。
そのため、
1Gbps光回線でコンパクトなWi-Fi 7ルーターが欲しい → WRC-BE36GS-BA
2.5Gbps以上の回線や6GHzまで活かしたい → 上位モデルを検討
という選び方が分かりやすいでしょう。
価格や在庫は変動するため、購入前に最新情報を確認してください。





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