水月雨(MOONDROP)から、新しい完全ワイヤレスイヤホン「Pudding(プリン)」が2026年9月5日に国内発売されます。
価格は7,200円。
1万円以下のモデルですが、リアルタイムでノイズキャンセリングを調整する「RT-Adaptive ANC」、高音質コーデックのLHDC-V、最大約53.5時間の再生、10バンドPEQなど、かなり多くの機能を搭載しています。
結論から言えば、7,000円前後で音質を自分好みに調整できるANCイヤホンを探しているなら、Puddingはかなり面白い選択肢です。
ただし、誰にでもおすすめできるわけではありません。
特に同じMOONDROPには、より安い「SPACE TRAVEL 2 Ultra」があります。購入前に両者の違いも確認しておきましょう。
※価格・販売状況は2026年9月4日時点で確認した情報です。
MOONDROP Puddingとは?
Puddingは、MOONDROPが展開する完全ワイヤレスイヤホンです。
Bluetooth 6.0に対応し、10mmダイナミックドライバーを搭載。対応コーデックはSBC・AAC・LHDCです。
国内では2026年9月5日発売で、一般販売価格は7,200円。カラーはイエロー、ベージュ、ダークグレーの3種類です。
主な仕様をまとめると次の通りです。
| 項目 | Pudding |
|---|---|
| 価格 | 7,200円 |
| Bluetooth | 6.0 |
| ドライバー | 10mmダイナミック |
| コーデック | SBC / AAC / LHDC |
| ANC | RT-Adaptive ANC |
| 再生時間 | 最大約53.5時間 |
| 低遅延モード | 最小60ms |
| 充電 | USB Type-C |
| カラー | 3色 |
さらに「VGP2026 SUMMER」では金賞を受賞しています。
Puddingの最新価格や販売状況はAmazon・楽天市場で確認できます。
一番気になるのは「RT-Adaptive ANC」
Puddingでまず注目したいのが「RT-Adaptive ANC」です。
一般的なANC(アクティブノイズキャンセリング)は、イヤホンのマイクで周囲の騒音を拾い、それを打ち消す音を出します。
Puddingでは周囲の騒音だけでなく、耳への装着状態などもリアルタイムに検知し、ノイズキャンセリングを継続的に補正する仕組みを採用しています。
イヤホンは装着位置が少し変わるだけでもノイズキャンセリングの効き方が変わることがあります。
その変化まで自動で補正しようというのがPuddingの特徴です。
ただし、これはメーカーが公表している技術上の特徴です。
発売直後のため、日本国内で長期間使用したユーザー評価はまだ十分にそろっていません。「7,200円なのに高級イヤホン並みのANC」といった判断を現時点でするのは早いでしょう。
LHDC-Vに対応している
もう一つPuddingらしいポイントが「LHDC-V」への対応です。
LHDCはBluetoothで高音質な音声データを伝送するためのコーデックです。
一般的なSBCやAACよりも高音質な伝送を狙えるのがメリットですが、注意したいのはイヤホンだけがLHDCに対応していても使えないことです。
接続するスマートフォン側もLHDCに対応している必要があります。
自分のスマートフォンが対応しているか分からない場合は、購入前に機種の対応コーデックを確認しておきましょう。
なお、Pudding自体はAACにも対応しているため、LHDC非対応端末だからイヤホンそのものが使えないという意味ではありません。
音をかなり細かく調整できる
PuddingはMOONDROP公式アプリにも対応しています。
特に面白いのが10バンドPEQです。
PEQ(パラメトリックイコライザー)は、低音・中音・高音といった音域をかなり細かく調整できる機能です。
さらに、ユーザーが作ったチューニングを共有・利用できる「ユーザー参加型DSP」や、好みの音響特性を保存する「Sound Target ID」にも対応しています。
「買った状態の音をそのまま聴く」というより、自分好みの音を作って楽しみたい人との相性がよいイヤホンと言えます。
逆に、アプリやイコライザーをまったく使わない人には、Puddingの魅力を十分に活かせない可能性があります。
バッテリーはかなり長い
PuddingはAAC接続時で、イヤホン単体最大約12.5時間。
充電ケースによる追加分を含めると、合計最大約53.5時間とされています。
毎日通勤・通学でイヤホンを使う場合でも、充電頻度を抑えやすいスペックです。
ただし、この数字はメーカー公表値です。
ANCの使用状況や音量、使用するコーデックなどによって実際の再生時間は変わります。
SPACE TRAVEL 2 Ultraとの違いは?
Puddingを購入するなら、同じMOONDROPの「SPACE TRAVEL 2 Ultra」は一度比較しておいた方がよいでしょう。
価格だけを見るとSPACE TRAVEL 2 Ultraの方が安いからです。
| Pudding | SPACE TRAVEL 2 Ultra | |
|---|---|---|
| 価格目安 | 7,200円 | 5,600円 |
| ドライバー | 10mmダイナミック | 13mm平面磁界 |
| 高音質コーデック | LHDC | LDAC |
| ANC | RT-Adaptive ANC | ANC |
| 最大再生時間 | 約53.5時間 | 約31時間 |
| 低遅延 | 60ms | 55ms |
SPACE TRAVEL 2 Ultraは13mmの平面磁界ドライバーとLDAC対応が特徴で、価格もPuddingより安く設定されています。
一方、Puddingはバッテリー時間が長く、リアルタイムに補正するANCや、より充実したパーソナライズ機能を前面に出しています。
つまり、
価格とLDACを重視 → SPACE TRAVEL 2 Ultra
バッテリー・ANC・音のカスタマイズ性を重視 → Pudding
という選び方が分かりやすいでしょう。
Puddingのメリット
Puddingの魅力は、一つだけ突出した機能があるというより、7,200円という価格で機能をかなり盛り込んでいることです。
特に、
- RT-Adaptive ANC
- LHDC-V
- 最大約53.5時間再生
- 10バンドPEQ
- ユーザー参加型DSP
- 60ms低遅延ゲームモード
まで搭載されている点は魅力です。
高価な完全ワイヤレスイヤホンまでは必要ないものの、「安いだけのイヤホンでは物足りない」という人に向いています。
Amazon・楽天市場の現在価格はこちらから確認できます。
購入前に知っておきたい注意点
一方、Puddingにも確認しておきたい部分があります。
まず、国内発売直後ということです。
海外では先行して使用レビューが出ていますが、日本国内での長期的な評価や故障率、接続安定性などはこれから情報が増えてくる段階です。
海外レビューではANCの効き方にばらつきを感じたという評価や、最大音量が控えめという意見もあります。
ただし、使用環境やファームウェアによって結果が変わる可能性もあるため、「PuddingはANCが弱い」「音量が小さい」と現時点で断定するのは適切ではありません。
また、MOONDROP公式仕様ではUSB Type-C充電が案内されていますが、防水等級について明確な記載を確認できませんでした。
ランニングや雨天時など、濡れる可能性がある環境で使用する予定なら、購入前にメーカーの最新仕様を確認することをおすすめします。
Puddingがおすすめな人
Puddingは、
「7,000円前後でANC付きイヤホンが欲しい」
「音質を自分で細かく調整したい」
「LHDC対応スマホを使っている」
「バッテリー持ちを重視したい」
「1万円を超えるイヤホンまでは必要ない」
という人にはかなり候補になりそうです。
特にPEQやDSPを触るのが好きな人には、価格以上に楽しめる余地があります。
逆にSPACE TRAVEL 2 Ultraでも十分な人
一方、
「できるだけ安くMOONDROPのTWSを試したい」
「LDACを使いたい」
「バッテリー31時間程度でも問題ない」
という人なら、SPACE TRAVEL 2 Ultraもかなり有力です。
Puddingは単純な「SPACE TRAVEL 2 Ultraの上位モデル」という位置付けではありません。
使いたいコーデックやANC、バッテリーなどを見て選ぶのがおすすめです。
まとめ|Puddingは7,200円なら面白い選択肢
MOONDROP Puddingは2026年9月5日に国内発売される完全ワイヤレスイヤホンです。
7,200円ながら、
RT-Adaptive ANC、LHDC-V、最大約53.5時間再生、10バンドPEQ、DSP、AI ENC、低遅延ゲームモード
など、機能はかなり充実しています。
特に魅力なのは、ただ音楽を聴くだけでなく、自分好みに音を調整して楽しめるところです。
一方で、発売直後なので国内の長期レビューがまだ少ないことや、LHDCを活かすには接続機器側の対応も必要な点には注意してください。
安さだけならSPACE TRAVEL 2 Ultra。
ANCやバッテリー、カスタマイズ性まで含めて選ぶならPudding。
この違いを理解したうえで選ぶと失敗しにくいでしょう。
価格や在庫は変動するため、Amazon・楽天市場の最新情報を確認してから購入してください。



コメント