Victorの「nearphones」シリーズに、新しいオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「HA-NP80T」が登場しました。
旧モデルの「HA-NP50T」も引き続き販売されているため、
「新しいHA-NP80Tを選ぶべき?」
「HA-NP50Tでも十分では?」
と迷う人も多いでしょう。
先に結論をまとめると、
音漏れ対策・スポーツ用途・防水防塵性能を重視するならHA-NP80Tがおすすめ。
一方、
軽さ・ケース込みの電池持ち・価格を重視するならHA-NP50Tにも明確なメリットがあります。
新型だからすべてHA-NP80Tの方が優れている、という比較ではありません。
HA-NP80Tは音漏れ対策を強化した新モデル
HA-NP80Tは、耳をふさがず周囲の音を聞きながら音楽を楽しめるオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンです。
Victor公式オンラインストアでの販売価格は19,800円(税込)。
17mm×12mmの大型楕円形ドライバーを新たに採用し、低域や音圧の再現性を高める設計になっています。
さらに今回の大きな特徴が、
「音漏れ低減モード」
です。
オープンイヤー型イヤホンの弱点になりやすい音漏れへ、かなり踏み込んだ対策がされています。
HA-NP80TとHA-NP50Tの違いを比較
主な仕様を比較してみます。
| 項目 | HA-NP80T | HA-NP50T |
|---|---|---|
| ドライバー | 17×12mm楕円形 | 16mm |
| Bluetooth | 6.0 | 5.3 |
| 対応コーデック | SBC・AAC | SBC・AAC |
| イヤホン単体再生 | 最大9.5時間 | 最大9.5時間 |
| ケース込み再生 | 最大28.5時間 | 最大38時間 |
| イヤホン重量 | 約9.2g/片耳 | 約8g/片耳 |
| ケース重量 | 約56g | 約47g |
| 防水・防塵 | IP55 | IPX4 |
| 音漏れ低減モード | ○ | - |
| マルチポイント | ○ | ○ |
| 低遅延モード | ○ | ○ |
表を見ると分かるように、新型のHA-NP80Tは音漏れ対策や防水防塵性能が大きく進化しています。
その一方で、重量とケース込みの再生時間ではHA-NP50Tの方が有利です。
一番大きな違いは「音漏れ低減モード」
HA-NP80Tを選ぶ最大の理由になりそうなのが、音漏れ対策です。
VictorはHA-NP80Tで、
- 逆位相音波技術
- 内部チャンバー構造
- 音漏れ低減モード
を組み合わせています。
逆位相音波技術は、外へ漏れる音に対して反対の位相を持つ音を利用し、音漏れを低減する仕組みです。
さらに本体右側のボタンを約1秒長押しすると「音漏れ低減モード」をONにできます。
電車内やオフィスなど、近くに人がいる場所でオープンイヤーイヤホンを使いたい人には重要な進化です。
ただし、音漏れを完全になくす機能ではありません。
Victorの取扱説明書でも、音量を上げ過ぎると周囲へ音が漏れる場合があると案内されています。
そのため、「音漏れ低減モードがあるから大音量でも問題ない」と考えるのは避けた方がよいでしょう。
ドライバーも大型化
HA-NP50Tは16mmドライバーでした。
HA-NP80Tでは17×12mmの楕円形ドライバーへ変更されています。
さらにマルチバンドDRCを採用し、Victorはパワフルな音圧と低域の再現性を高めたと説明しています。
オープンイヤー型は耳を密閉しないため、一般的なカナル型と比べると低音を出しにくい傾向があります。
その弱点を改善する方向で設計されたことが、HA-NP80Tの特徴といえます。
なお、実際の音質については好みや装着状態によって変わるため、「HA-NP80Tの方が必ず高音質」とまでは断定できません。
防水性能はIPX4からIP55へ
スポーツ用途ではHA-NP80Tの進化が分かりやすいです。
HA-NP50TはIPX4の防滴仕様でした。
HA-NP80TではIP55の防水・防塵仕様になっています。
さらに金属芯を内蔵したリキッドシリコン素材のイヤーフックを採用。
ねじれ形状によって、運動時でも安定しやすい設計になっています。
ジョギングやウォーキングで使う機会が多いなら、HA-NP80Tを選ぶ理由になります。
充電ケースもスポーツ向けに変更
HA-NP80Tの充電ケースには「通気スリット」が設けられています。
上下のふたに隙間を作り、底面にも2つのスリットを配置することで、ケース内部の湿気を逃がしやすくする設計です。
Victorは濡れた状態でも収納できる仕様として案内しています。
汗をかくスポーツ用途をかなり意識した変更と考えてよさそうです。
電池持ちはHA-NP50Tの方が長い
ここは購入前にぜひ知っておきたいポイントです。
新しいHA-NP80Tの方が、バッテリー性能まで上とは限りません。
イヤホン単体では、
HA-NP80T:最大9.5時間
HA-NP50T:最大9.5時間
で同じです。
ところがケースを含めると、
HA-NP80T:最大28.5時間
HA-NP50T:最大38時間
となっています。
合計ではHA-NP50Tの方が9.5時間長く使えます。
旅行や出張など、ケースを含めてできるだけ長く充電せず使いたい人なら、旧モデルにもメリットがあります。
軽さもHA-NP50Tが有利
重量も旧モデルの方が軽量です。
HA-NP80Tは片耳約9.2g、HA-NP50Tは約8g。
さらに充電ケースも、
HA-NP80T:約56g
HA-NP50T:約47g
となっています。
数字だけを見ると大きな差には感じにくいかもしれませんが、オープンイヤーイヤホンは長時間装着する用途も多いので、軽さを優先するならチェックしておきたいポイントです。
共通して使える便利な機能
一方、基本的な便利機能は両モデルに共通しています。
どちらも、
- スマートフォンとPCなど2台へ同時接続できるマルチポイント
- 動画やゲーム向けの低遅延モード
- NORMAL・HIGH・BASSのサウンドモード
- Victor Headphonesアプリ
などに対応します。
つまり、日常的な「ながら聴き」用途だけならHA-NP50Tでも大きく困るわけではありません。
HA-NP80Tがおすすめな人
HA-NP80Tが向いているのは、
- オープンイヤーの音漏れが気になる
- 電車や職場でも使いたい
- ランニングやウォーキングで使う
- 雨や汗、ほこりへの強さを重視する
- 低域を重視したい
- 新しいモデルを長く使いたい
という人です。
特に音漏れ低減モードとIP55に魅力を感じるなら、HA-NP80Tを選ぶ意味は大きいでしょう。
HA-NP50Tでも十分な人
一方、
- 自宅でのながら聴きが中心
- 音漏れをそれほど気にしない
- 少しでも軽い方がいい
- ケース込みで長く使いたい
- 価格を抑えたい
ならHA-NP50Tもまだ有力です。
新型登場後は販売価格が下がる可能性もあるため、価格差が大きい場合はHA-NP50Tのコストパフォーマンスがさらに高くなります。
HA-NP80TとHA-NP50Tの現在価格を比較する
まとめ:音漏れ・スポーツ用途ならHA-NP80T、軽さと電池持ちならHA-NP50T
HA-NP80TはHA-NP50Tの単純な上位互換ではありません。
新型では、
音漏れ低減モード
17×12mm楕円形ドライバー
IP55
スポーツ向けイヤーフック
通気スリット付きケース
などが進化しています。
一方で、
片耳重量はHA-NP50Tの方が軽く、ケース込みの再生時間も最大38時間と長い
というメリットがあります。
選び方としては、
外出先・スポーツ・音漏れ対策を重視 → HA-NP80T
軽さ・電池持ち・価格を重視 → HA-NP50T
と考えると分かりやすいでしょう。
どちらを選ぶ場合も、販売価格によってコストパフォーマンスは大きく変わります。購入前にAmazonと楽天市場の両方で最新価格を比較するのがおすすめです。





コメント